筋トレキャンプ 1DAYセミナー

たった1日で「力が通るフォーム」が手に入る

トレーナー・愛好家・初心者まで、どなたでも参加できます。

コンセプト

筋トレキャンプの最大の特徴は、種目ごとにバラバラにフォーム指導を受けるのではなく、身体の“つながり”を意識して学べることです。

自重の体幹トレーニングで身につけた体幹の安定・機能性を、最終的にスクワットやデッドリフトといった 複合動作(コンパウンド種目)へと統合していきます。

体幹トレーニングからデッドリフトへのつながり

プランク+ヒップリフト+バックアーチ+ヒンジ=デッドリフト

“ゴールとなる動き”から逆算して身体の使い方を学ぶ。
それが、筋トレキャンプ最大の特徴です。

プログラム構成(1DAY)
午前:原理原則 × 自重トレーニング

目的:身体の“安定”と“つながり”を理解する

  • トレーニングの根本原理(Joint by Joint / 3面運動 / 重力と床反力など)
  • 押す・引く・支えるの基本動作(Push / Pull / Plank)
  • 自重動作で感じる「安定 → 出力」への変化
午後:ウエイト × 出力の統合

目的:力が通る“再現性の高いフォーム”を体得する

  • スクワット:下肢の力の伝達と安定
  • デッドリフト:全身の連動と床反力
  • ベンチプレス:肩甲骨と水平出力の関係
  • オーバーヘッドプレス:垂直出力と体幹制御

感覚ではなく“構造”でトレーニングを理解し、見た目ではなく力が通るフォームを手に入れます。

実技で目指すゴール:通称「BIG5」コンパウンドリフト

この1DAYセミナーの実技パートでは、次の5種目(通称:BIG5)を、
「気合いで持ち上げる」のではなく、カラダの構造に合った、安全で再現性の高いフォームでできる状態を目指します。

BIG5各種目の具体的な内容を見る

BIG5種目

① バーベル・バックスクワット

腰や膝にムリな負担をかけず、足首・膝・股関節がスムーズに連動してしゃがめるフォームを身につけます。
よくある「膝が内側に入る」「しゃがむと腰が丸くなる」といった崩れ方を、構造から修正していきます。

② デッドリフト

「腰で引く」のではなく、お尻と太ももの裏をしっかり使うヒップヒンジ動作を土台にします。
背中を固めて守りながら、後ろ側の筋肉(ハムストリングス・お尻・背筋)を連動させてバーを引き上げる感覚をつかみます。

③ ベンチプレス

肩を痛めないためのショルダーパッキング(肩甲骨の安定した置き方)から練習します。
グリップの幅やバーを下ろす位置を調整しながら、胸でしっかり受けて、腕に力が伝わる押し方を学びます。

④ オーバーヘッドプレス

腰を反り返らせてごまかさず、肋骨と体幹を安定させたまま、真上にバーを押し上げる動作を練習します。
肩まわりだけに負担が集中しないよう、肩甲骨と腕の動きをそろえていきます。

⑤ 懸垂(チンニング)

腕だけで引くのではなく、肩甲骨から動かして背中で引き上げる感覚を身につけます。
ただ回数をこなすのではなく、肩の前側にストレスがたまらないフォームを目指します。

BIG5を「分解」して見えてくる、4つの共通スキルを見る

BIG5を「分解」して見えてくる、4つの共通スキル

スクワットもデッドリフトもベンチプレスも、一見バラバラの種目に見えますが、
実は土台になっている動きのパターンは共通しています。

このキャンプでは、いきなり高重量でBIG5をやり込むのではなく、

  • 自重〜軽い負荷で、BIG5に共通する4つの基本スキルを身につける
  • そのあと、実際のBIG5(バーベル種目)に統合していく

という二段構成で進めていきます。

4つの基本スキル

① ヒップヒンジパターン

腰を反らしたり丸めたりせず、股関節を中心にカラダを折りたたむ動き方。
スクワットやデッドリフトで「腰ではなく股関節から動く」感覚の土台になります。

② ショルダーパッキング

ベンチプレスや懸垂で肩を守るための、肩甲骨の安定したポジション。
肩が前に飛び出しにくくなり、肩のケガのリスクを下げます。

③ 腰は安定・背中はしなやかに動くコントロール

「腰を反らす」のではなく、腰のカーブを保ったまま、胸まわり(胸椎)で動きを出すコントロール。
スクワットやデッドリフトで「腰だけがつらくなる」フォームから卒業するための鍵になります。

④ 動いている最中の肩甲帯の安定

オーバーヘッド動作や懸垂で、肩甲骨がぐらつかず、それでいて必要な分だけきちんと動く状態。
真上に力を通しても肩が「抜けない」ラインを体に覚えさせます。

なぜここまで「分解」して教えるのか?

BIG5を種目ごとに丸暗記するのではなく、その背後にある共通の原理を4つに整理して学ぶことで、

  • 新しい種目にも応用しやすくなる(キャリオーバー)
  • 自分や周りのフォームを「なぜ崩れているか」説明できるようになる
  • 鏡や動画を見ながら、自分でフォームをチェック・修正できるようになる

といったメリットが生まれます。

当日は、

  • 自重・軽負荷エクササイズで「要素スキル」を習得
  • それをBIG5コンパウンドリフトに統合

という順番で進めるので、
「なぜこのドリルをやるのか?」が、常にスクワットやデッドリフトとつながった状態で学べます。

トレーナー・PT・AT・治療家向けの専門的な内容を見る

※以下は、トレーナー・セラピスト・医療従事者など専門職向けの詳細解説です。

実技で目指すアウトカム:通称「BIG5」コンパウンドリフト(専門版)

この1DAYセミナーの実技パートでは、以下の5大コンパウンドリフト(BIG5)
「根性で持ち上げる」ではなく、バイオメカニクスに沿った“再現性の高いフォーム”で実施できる状態を目指します。

バーベル・バックスクワット
ロードを担いだ状態でのトリプルフレクション(足関節・膝関節・股関節)と体幹伸展の協調パターンを獲得します。
骨盤前傾〜軽度前傾保持、胸椎伸展、足圧のコントロールを通じて、
「ニーイン・ボトムでの骨盤後傾・腰椎屈曲」といった典型的なフォーム崩れを修正していきます。

デッドリフト
ヒップヒンジ優位のリフティングパターンを土台に、体幹のスタティックスタビリティと股関節伸展トルクの発揮を統合します。
腰椎伸展モーメントに依存しない、後鎖チェーン(ハムストリングス・大殿筋・脊柱起立筋)の連動を体感してもらいます。

ベンチプレス
肩関節前方化を防ぐためのショルダーパッキング(肩甲骨下制・内転・後傾)のセットアップを最優先に学びます。
グリップ幅・肩関節外転角度・上腕骨の水平外転角度を調整しながら、
胸郭上でバーを「受けて押す」力の伝達ラインを構築していきます。

オーバーヘッドプレス
頭上挙上時のルンバ・ペルビックコントロール(lumbo-pelvic control:腰椎過伸展の抑制)と、
肩甲上腕リズム(Scapulohumeral rhythm)を意識したショルダープレスパターンを獲得します。
腰椎伸展で「反って挙げる」のではなく、肋骨ポジションをコントロールしたうえでの真上への押し出しを目指します。

懸垂(チンニング)
体重+αを負荷としたクローズドチェーンのプルパターンとして位置づけ、
肩甲骨の下制・内転→上腕骨伸展という順序での「背中で引く」感覚を養います。
単なる回数稼ぎではなく、肩関節前面ストレスを抑えたプル動作を狙います。

BIG5を「因数分解」して見えてくる、4つの運動要素(専門版)

スクワット・デッドリフト・ベンチプレス・OHP・懸垂は、一見それぞれ別種目に見えますが、
バイオメカニクス的に分解すると、共通して土台となる4つの運動要素(モーターコントロール要素)に収束します。

① ヒップヒンジパターン(股関節優位の屈曲・伸展)
腰椎のニュートラルを維持したまま、股関節を主軸に屈曲・伸展するパターンを徹底的に練習します。
デッドリフト・スクワットに共通する「股関節主導のトリプルエクステンション」の基盤となるスキルです。
RDL(ルーマニアンデッドリフト)のような軽負荷バリエーションや、ヒップヒンジドリルを通して、
「背中を丸めずにお尻を引く」運動学習を行います。

② ショルダーパッキング(肩甲骨下制・内転・後傾)
ベンチプレス・懸垂・ロー系種目で重要となる、肩甲上腕関節のポジションニングスキルです。
肩甲骨を「下げる・寄せる・やや後傾させる」ことで、上腕骨頭の前上方移動を抑え、
インピンジメントリスクを下げた上肢プレス/プル動作を実現します。
プッシュアップ、インバーテッドロウ、自重ローイングなどで、
「肩ではなく背中で支える」感覚を繰り返しインプットしていきます。

③ 腰椎のスタビリティ × 胸椎伸展モビリティ
「腰を反らす」のではなく、腰椎はニュートラル〜軽度伸展で安定させたまま、胸椎側で伸展と回旋を出すという考え方です。
バックスクワット・デッドリフト・ベンチプレスなど、ほぼすべてのリフティング動作に共通する
ルンバ・ペルビックコントロールの中核になります。
キャット&ドッグ、セグメンタルブリッジ、胸椎エクステンションドリルを用いて、
「動いていいセグメント」と「固定すべきセグメント」を分離してコントロールする能力を養います。

④ 動作中の肩甲帯スタビリティ(ダイナミック・スタビリティ)
OHP・懸垂・ロウ系などで、肩甲帯を単に“固める”のではなく、安定させながらも必要な可動を許容するスキルを身につけます。
肩甲骨上方回旋・後傾・外旋などのコンビネーションを意識しながら、
頭上挙上時の肩甲上腕リズムを崩さないモーターコントロールを練習します。
Yレイズ、壁スクワット+オーバーヘッドリーチなどのドリルを通して、
真上に力を通しても肩が「抜けない」ラインを体に覚えさせます。

PT・AT・治療家向け:評価の視点としての「BIG5」

本セミナーでは、BIG5を「筋力トレーニング種目」としてだけでなく、
運動連鎖・モーターコントロールを観察するための“評価ツール”としても位置づけています。

① 静的アライメントと荷重ラインの評価
立位・ベーシックセットアップ時に、
・足部アーチ〜膝関節アライメント(ニーイン/ニーアウト)
・骨盤前後傾・側方シフト
・胸郭ポジション・頚部アライメント
を確認し、「動く前から決まっている崩れ方」を抽出します。

② 代償パターン・運動戦略の観察
ヒンジやスクワット、プレス・プル動作の中で、
・腰椎過伸展でごまかすタイプなのか
・股関節伸展が弱く膝主導になるタイプなのか
・肩甲帯のスタビリティ不足を頚部や腰部で補っているのか
といった代償戦略(movement strategy)を評価します。

③ 痛みの出方と負荷許容量の判別
BIG5の各フェーズ(トップポジション/ミッドレンジ/ボトム)で
「どの関節に・どの方向ストレスで・どの程度の痛みが生じるか」を確認し、
構造的問題か、モーターコントロール・ロードマネジメントの問題かを切り分けるヒントにします。

④ 介入前後のテスト–リテストとしての活用
可動域エクササイズやモーターコントロールドリル介入前後で、
・バーベルなし/軽負荷でのBIG5パターン
・動作中の主観的負担感(RPE)・痛みスコア
の変化を確認し、「その場での変化」と「再現性」をチェックする指標として用います。

⑤ 臨床〜トレーニング指導へのブリッジ
ベッド上の評価(徒手検査・ROM評価)だけでなく、
立位・荷重下での機能評価としてBIG5を位置づけることで、
リハビリテーションからトレーニングフェーズへの移行や、
「どこまで負荷を上げてよいか」の現場判断にそのまま活かせる視点を共有します。

第1回 筋トレキャンプ 1DAYセミナー 開催概要

■ 日程
2025年12月13日(土)・14日(日)
※両日とも同内容の1DAYセミナー(いずれか1日をお選びください)
■ 時間
10:00〜17:00(昼休憩含む)
■ 会場
THE パーソナルトレーニング新潟(新潟市中央区)
※詳細な住所はお申し込み後にご案内します。
■ 定員
各回 6名(少人数・先着順)
■ 参加費
55,000円(税込)/1名
※当日現金払い不可・事前決済制
■ 対象
  • スクワット・デッドリフト・ベンチプレスのフォームを基礎から学び直したい方
  • トレーニング指導に「原理原則」を取り入れたいトレーナー・治療家・セラピスト
  • 自己流トレーニングで腰・肩・膝に不安を抱えている一般トレーニー
■ 持ち物・服装
動きやすい服装(Tシャツ・ジャージ等)、タオル、水分、メモ用ノート(またはスマホ)。
裸足または室内シューズで行います。更衣室・簡易ロッカーあり。
■ お申し込み方法
本ページ内の「申し込み・無料個別相談はこちら」ボタンから
公式LINEを追加し、「筋トレキャンプ参加希望」とメッセージをお送りください。

筋トレキャンプの年間スケジュール

筋トレキャンプは、ベーシック・ヨガ/ピラティス編・セラピスト編の3テーマで
年間を通して定期開催していく予定です。

ベーシック
一般の方向け
自重〜バーベルまで、ケガを防ぎながら「意図した動きを安定して再現できるフォームの原理原則」を学ぶ回です。
スクワット・デッドリフト・ベンチプレスなどの基本種目を、構造に沿った考え方で整理していきます。
ヨガ・ピラティス編
インストラクター向け
ヨガ・ピラティス指導者の方向けの専門性の高い回です。
筋トレの原理原則を、ポーズの安定性や呼吸、コア、機能的な可動域づくりにどう応用するかを、実技と理論でつなげていきます。
セラピスト編
整体師・治療家向け
整体師・治療家・セラピストの先生向けの回です。
評価〜アプローチ〜自主トレ指導までを「筋力トレーニング」の視点から整理し、治療でつくった変化をトレーニングで定着させるための考え方とメニュー設計を学びます。

2025年 開催

第1回 筋トレキャンプ ベーシック
2025年12月13日(土)・14日(日)

2026年 開催予定(年間スケジュール)

日程 コース
1月 11日(日)・12日(月・祝) ベーシック
2月 14日(土)・15日(日) ベーシック
3月 8日(日)・14日(土) ヨガ・ピラティス編
4月 11日(土)・12日(日) ベーシック
5月 23日(土)・24日(日) セラピスト編
6月 13日(土)・14日(日) ヨガ・ピラティス編
7月 4日(土)・5日(日) ベーシック
8月 22日(土)・23日(日) セラピスト編
9月 12日(土)・13日(日) ヨガ・ピラティス編
10月 11日(日)・12日(月・祝) ベーシック
11月 22日(日)・23日(月・祝) セラピスト編
12月 13日(日)・19日(土) ヨガ・ピラティス編

※日程・内容は変更となる場合があります。最新情報は本ページおよび公式LINEでお知らせします。

【得られる効果】

このセミナーは、知識だけでなく
「迷いから解放された一生モノの筋トレ人生」を提供します。

自分でフォームを修正できる「一生使えるスキル」

トレーナーに依存しない、生涯使えるフォーム診断能力が身につきます。


すべての動作を自分で判断できる「原理原則」理解

「なぜそうするのか?」がわかるので応用力が高まり、SNSやyoutubeの情報に振り回されなくなります。


「非効率な練習」や「時間の損失」を1日で回収

自己流で何ヶ月も迷う時間をなくし、最短で結果に直結する練習方法を習得できます。


ケガ・痛みを未然に防ぎ「治療費・通院リスク」を削減

正しい構造と動作を理解することで、慢性的な腰痛や関節痛のリスクを大幅に低減できます。


迷いや不安が消え「自信を持ってウェイトエリアへ」

すべての動作に確信が持てるようになり、トレーニングが楽しく自信に満ちた時間に変わります。

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参加を迷っている方へ:無料オンライン説明会

「自分のレベルでついていけるか不安」「内容をもう少し詳しく聞きたい」
という方向けに、Zoomを使った無料オンライン説明会を随時開催しています。

  • 所要時間:1回 20〜30分程度
  • 料金:無料
  • 形式:Zoom(ビデオON/OFFどちらでもOK)
  • 内容:
    • 筋トレキャンプ当日の流れ・レベル感のご説明
    • 現在のトレーニング状況・お悩みのヒアリング
    • ご質問への個別回答(参加すべきかどうかも含めて率直にお伝えします)

「まずは話だけ聞いてみたい」「日程が合うか相談したい」という方も大歓迎です。

※無理な勧誘は一切行いません。
※その場で申込みを決める必要もありませんので、安心してご参加ください。

■ 支払い方法
・銀行振込(振込手数料はご負担ください)
・クレジットカード決済(専用URLをお送りします)

※お支払い完了で予約確定となります。
■ 支払い期日
・お申込み後、3日以内にお支払いください。
・支払い確認ができない場合は自動キャンセルとなる場合があります。
・直前申込みはご案内期日までに即日支払いをお願いすることがあります。
■ キャンセル・返金
・支払い後のキャンセル・返金不可。
・支払い前キャンセルは事前連絡をお願いします。
・当日・無断キャンセルは100%請求。
■ 日程変更(振替)
・やむを得ない場合のみ、開催7日前まで振替相談可(確約ではありません)。
■ 遅刻・途中参加・途中退出
・返金・日程変更はできません。
■ 主催者都合の中止
・中止の場合は受講料を全額返金。
・交通費・宿泊費は補償できません。