【5SFFブログ|第2回】なぜ“Stability(安定性)”が先なのか?──ケガを防ぎ、筋トレ効果を最大化する鍵

私たち新潟市のパーソナルジム FULL DRESSでは、「整えてから鍛える」という構造原則に基づき、Mobility → Stability → Strengthの順で身体を仕上げていきます。

今回はその中でも「Stability(安定性)」に注目し、

  • そもそもStabilityとは何か?
  • どうやって鍛えるのか?
  • これが足りないと何が起きるのか?

を構造的に整理していきます。


🧠 Stabilityとは「動かさない力」

Stabilityは、「関節を正しい位置に保ち、余計な動きを出さずに支える力」。
筋力とは少し異なり、“無駄に動かない能力”こそがStabilityです。

たとえば:

  • プランクで腰が反ってしまう
  • スクワットで膝が内に入る
  • 肩を上げるときに首に力が入る

これらは支える力が足りないことにより、代償動作(=ごまかしの動き)が出ている状態です。


🧩 Joint by Joint Theory(ジョイント・バイ・ジョイント理論)から見るStabilityの重要性

Stabilityの重要性を理解するには、「ジョイント・バイ・ジョイント理論(JBJ理論)」が役立ちます。

▶ JBJ理論とは?

これは、体の各関節には「モビリティ(可動性)」と「スタビリティ(安定性)」の役割が交互に与えられているという理論です。

関節主な役割
足関節Mobility(可動性)
膝関節Stability(安定性)
股関節Mobility
腰椎Stability
胸椎Mobility
肩甲帯Stability
肩関節Mobility

つまり、膝や腰など**「安定性が求められる関節」が不安定になると、他の部位がその役割を代償してしまう**んです。

たとえば:

  • 腰椎が安定しない → 胸椎や肩が硬くなり、首や腰が痛む
  • 肩甲骨が安定しない → 肩関節が過剰に動いてインピンジメントへ

Stabilityを整えることは、こうした**代償連鎖を防ぐ“防波堤”**になるのです。

※本記事で紹介する「ジョイント・バイ・ジョイント理論」は、Gray Cook氏およびMichael Boyle氏によって提唱された、関節の主な役割を可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)に分類して整理する考え方です。

本ブログではこの理論をベースに、姿勢改善やパフォーマンス向上に役立つ評価・アプローチをご紹介しています。


💥 Stability不足がもたらす問題とは?

Stabilityが欠けていると…

  • 腰・膝・肩などに痛みが出やすい
  • 筋トレしても「効かない」「フォームが崩れる」
  • トレーニングでケガを繰り返す

といった不調に繋がります。

これでは**“鍛えるための準備が整っていない状態”**でトレーニングしているのと同じです。


🏋️ Stabilityの鍛え方|3ステップで整える

① 静的安定(アイソメトリック)

まずは“動かないで支える”
→ プランク/バードドッグやデッドバグの姿勢でキープ

② 小さな動作で安定(スモールムーブ)

→ ヒップリフト/①の種目に足や腕の動きを加える

③ ダイナミックに安定

→ スクワットやランジなどの統合動作


✅ まとめ|安定性は“目に見えない土台”

Stabilityは筋トレのように派手な変化は見えにくいですが、
効果を出すための土台として絶対に欠かせない要素です。

ストレッチだけ、マッサージだけ、それだけでは身体は変わりません。Mobilityだけ整えて満足していませんか?
その動きを“支える力”がなければ、筋トレは「砂上の楼閣」になってしまいます。


📍編集後記|新潟市で姿勢改善・安定性トレーニングなら FULL DRESSへ

当ジムでは、「Mobility → Stability → Strength」という構造原則にもとづき、痛みを防ぎながら身体を整えるパーソナルトレーニングを提供しています。

  • フォームが安定しない
  • 同じところばかり痛くなる
  • 自己流トレーニングに不安がある

という方は、今こそ“整える”ことに取り組んでみませんか?


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