【質問】
野球部なのですが、毎日1時間の長距離走があって苦痛です。走ったからと言って野球がうまくなった気もしません。これって本当に意味があるんですか?
【答え】
意味ないので今すぐやめましょう。
この質問者は高校時代の僕(代表渡邉)です。笑
高校時代は走り込みが好きなチームで、何かあるたびに罰走をさせられる、兎に角長時間走るチームでした。
幼いながらに、野球にこんなに持久力必要なのか?とか、守備が課題なのにこんなことしてていいのか?と疑問に思ったものでした。
あれから10年以上たち、現代スポーツ科学を色々勉強して分かったことなのですが、やはり、あまり意味があったとはいいがたいというのが結論です。
その競技には、その競技の特性というものがあり、その特性に合わせたトレーニングが必要になってきます。
例えば野球であれば、バットのスイングや、ピッチャーの投球、打球まで入るためのダッシュなどは、短い時間に大きな力を発揮する瞬発的な動きが特性と言えます。
であれば、その瞬発的な動きをより強く、より正確に発揮できるようにトレーニングを行うべきなので、長距離走よりも短い距離のダッシュや、ジャンプを連続で行うといったトレーニングの方が適切と言えます。
勿論、体力の素養として、長時間早いスピードで走り続けられる体力や心肺機能は、無いよりあった方が良いかと思いますが、それはあくまでもほかの野球の特性に適した体力の素養があったうえで、それらを補完するものなので、毎日1時間以上かけて行わなければいけないほど優先度は高くないような気がします。
では、ほかのスポーツではどうでしょうか?
例えば、陸上の長距離の選手であれば、走り込むことそれ自体が試合と同じ動きになるので、長距離の走り込みは勿論必要です。
また、サッカーやラグビー、ボクシングといった長時間動き続けるスポーツの場合は、体力の土台を作るトレーニングとしては相性が良いかと思います。例えば、サッカーの試合で言えば90分の試合の中でおよそ10kmほど走るそうです。そうなると少なくとも元気いっぱいに10kmは走り続けられる体力が無いと話にならないわけなので、普段の練習の中で10km走は取り入れてみても良いかもしれません。
また、怪我の回復やリハビリなどを行っている場合も、心肺機能の回復具合の目安として、長距離走のタイムが参考にされる場合もあります。
そのため、一概にすべてのスポーツに走り込みは無駄というわけではないことを覚えておいていただきたいです。
全てのトレーニングは適切に行うことが重要です。
全てのスポーツ選手が自分いあったトレーニングを受けられるようになるといいですね。
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