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筋トレをすると身体のキレが落ちる?|新潟市 中央区 南笹口のパーソナルトレーニングジム『FULL DRESS』フルドレス

【質問】

筋トレをすると身体が重くなってキレが落ちる。ってテレビで〇〇選手が言ってました。本当ですか?

 

【答え】

半分本当で半分間違い。正しく行えば身体のキレを増すことのできる筋トレもあります。

 

 

ひと昔前のスポーツ業界ではまことしやかにささやかれていた筋トレ害悪論ですが、現在のスポーツ科学の答えを平たく言うと「適切に行えば良い」というのが正解です。

そもそも一口に筋トレといっても様々な種目があります。
代表的なもので言えばバーベルを担いで行うスクワットやベンチプレスなどや、自重で行う懸垂や腕立て伏せ。バーピージャンプやジャンピングジャックなども筋トレと言えますし、日常生活以上の負荷・スピードで筋肉を動かしてトレーニングをするという意味で言えばシャドーボクシングや傘で行うゴルフの素振りも筋トレと言って差し支えないでしょう。

それらの違いは何でしょうか?質問にあった筋トレとはどれの事を指すのでしょうか?

トレーニングの種類を区別する要素として代表的なものは「速さ」「強さ(重さ)」「方向」の3つのものがあげられます。

どの方向に対して、どの程度のスピードでどの程度の強さで動作を行うのか?といった変数により、トレーニングの種類は変わっていきます。

例えば、バーベルスクワットで言えば
A・60kgの重りを、重力方向に対して垂直に、3秒かけてしゃがんで立つ。
B・20kgの重りを、重力方向に対して垂直に、爆発的にしゃがんで立つ。
といった具合に目的に合わせて変数を色々設定することができます。

最初の質問にあったキレという事ですが、一言に身体のキレといっても色々な解釈ができますので一概には言えませんが、Aのスクワットより、Bのスクワットの方が、この質問者の方には適切と言う事ができそうです。

トレーニングの種類を大別すると大きく次のものに分けられます。
①ストレッチや体操など、身体の柔軟性や機能性を高めるもの
②筋肉を大きくするために行うもの
③最大筋力を高めるもの
④パワー(速度×力)を高めるもの
⑤競技に必要な持久力を高めるもの

厳密にいうと上記ですべてという事はないですが、大きく上の5つをイメージしていただけるとシンプルでわかりやすいかと思ます。
ここで最初の質問に立ち返りたいのですが、身体のキレというところにフォーカスするなら②や③よりも④に注力して行う方がよさそうです。
勿論、身体の状態は一人ひとり違いますので、場合によっては先に②や③をやり込むことが必要なケースもあります。

私の視点でスポーツ業界を見て、筋トレ害悪論が噴出するたびに思うことは、筋トレを否定する人がその例に挙げる選手の地の身体が強く、すでに②や③のトレーニングをしなくて良いほど身体が出来上がっている人が多いような気がします。代表例で言えばイチロー選手ですが、そもそもイチロー選手のスイングスピードはめちゃくちゃ速いですし、狙ってホームランを打てるだけの身体があるんだからそれ以上②と③の筋トレいらないでしょ、、、というのが本音です。④や⑤で言えば普段の練習で十分補えており、怪我をしないために①に注力して行っていたのではないでしょうか?

また、どんな種類にせよ、筋トレを行った直後は疲労が高まります。それも身体の動きを悪くする原因となります。
普段の練習や試合までに疲労を残さないように考慮したプログラムも必要です。

少し話がずれましたが、大事なことは今の自分に必要なものを選ぶという事です。

これは、競技者だけでなく、健康目的のフィットネス愛好家にも同じことが言えます。
日常生活を快適に過ごせるようになることが目的なのに、日常生活以下のスピードや負荷・姿勢での運動に終始したとして、それ自体は健康的で素晴らしい取り組みだと思いますが、トレーニング効果はすぐに頭打ちになってしまいます。日常生活には日常生活なりの速度やキレが求められます。それを考えると毎晩のストレッチや朝のお散歩に加えて、スクワットや腕立てといった基本的な種目をやり込むことが必要なケースが多い気がします。

最初の質問に戻りますが、答えとしては「適切にやりましょう」という事になります。
すべての人が自分に必要なトレーニングで効果的に体つくりができるといいですね。

 


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